2013年6月27日木曜日

小説

きのう、「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」
について書いたら、またいろいろ考えた。

「事実は小説より奇なり」という言葉もあるように、
この1年半、現実の方が小説、フィクションよりすごいと思っていて、
その刺激にワクワクしていたけど、そうじゃない。
勘違いしていた。

物語られることによって初めて理解できること、昇華されることがある。
書き手という生の人間の身体、
時代と文化の病みを引き受け、
表現の力をもち、
それでいて健常である人が、創り出す物語。

読み手は、それぞれの人生の生い立ちと経験と
最大限の智恵をもって、
その中に普遍性や意味を読みとる。

現実がすごければすごいほど、
人には物語が必要なのかもしれない。

現実と小説のどっちが「奇」か、という問題でもない。

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