2013年7月10日水曜日

ツイン・タイム・トラベル イザベラ・バードの旅の世界 写真展


 

先月のことですが、
東大駒場キャンパスで開催していた、
「イザベラ・バードの旅の世界」写真展に行ってきました。

イザベラ・バードは、イギリスの旅行家で、南米と南極以外の全大陸を制覇。
22歳から70歳までほとんど旅をしていたようです。
日本には明治初期に来て、ワイルドな辺境を旅した体験を
「日本奥地紀行」を書いています。

私は、何年か前に、宮本常一の「イザベラ・バードの日本奥地紀行を読む」を読んで彼女ことを知ったのですが、感想として
「よう来はったなぁ...」しかなかったです。
道なき道、南京タムシだらけの寝床......ああ、読んでるだけで痒かった。

この本と、宮本常一の「忘れられた日本人」は、
「そんな日本があった」シリーズ(勝手に命名)として
セットでオススメしたい本です。


今回のツイン・タイム・トラベルという企画は、
「『過去の旅行記に描かれた旅の時空と自らの旅の時空を主体的に重ね合わせる』新しい旅の形です。」(チラシより)

つまり、旅行記に描かれた場所へ実際に行ってみて、
写真を撮り、当時の面影を探りながら、
時間の流れを手繰りよせ、その長さ深さ広さを感じてみる、ということのようです。
この写真を撮った、京大名誉教授の地理学者・金坂清則さんの造語らしいですが、
そういう旅を表す言葉って、既にありそうですが、実はなかったんですね。

「日本奥地紀行」の場所を訪ねて、日本で写真を撮っている人はいるようですが、
世界まで出て、20年以上かけてライフワーク的にやっている人は、多分少ないと思われます。
金坂さんは、かなり熱い方で、会場で流れていたビデオ解説の中でも、
これまでの日本奥地紀行の訳には、誤りが多い
(○◯寺と書かれているが、バードの勘違いでほんとうはXX寺など)として、
「調査なき翻訳などあってはならないのです」
と濃ゆい関西弁でたいそうお怒りだったのが印象的でした。

イザベラ・バードは、なんとなく背が高くて、頑丈そうな女性のイメージだったのですが、私と大して変わらない、身長150センチぐらいと聞いて驚きました。

彼女を旅に突き動かしていたものは、なんだったんだろう?
その時代の女性の生きづらさと何か関係があったのだろうか?

いろんな疑問がわいてきます。








0 件のコメント:

コメントを投稿