2013年8月9日金曜日

「三重の建築散歩」

「三重の建築?」
と一瞬思い、借りてみました。

伊勢神宮は、今年ご遷宮なので、パッと思いついたのですが、
それ以外の建築は、イメージが湧かなかった。すいません。
三重県のイメージ自体、私の中で乏しいのかも。
実家のお隣の県なのですが、意外と行った回数は少ない。

まえがきにある、
「建築(Architecture)は、単なる物質的な建物(Building)とは違って、
暮らしの中に根付き、人の営みに欠かせない「心の器」なのだ」(要約)
というくだりに、ふむふむとうなずく。


ページをめくっていくと、
俳聖の暮らしに思いを馳せる「芭蕉の生家」、
当時の賑わいが目に浮かぶ「松阪商人の屋敷」や「町井家住宅」、
太鼓楼のあるハイカラな「旧小田小学校」、
ジョサイア・コンドル設計の「六華苑」、
地域コミュニティを育ててきた「越賀の舞台」、
バウハウスの香りもそこはかとなく漂う「レーモンドホール」、
遊び心満載の「伊賀市役所」
などなど、
現役の建物も数多く紹介されています。

愛着とか、精神の拠り所とか、
経済や政治の都合で、切り捨てられそうなものを、
丁寧に検証していくことは、無駄なことではない。
今やこれからの町づくりのヒントになると感じます。
写真の撮り方も、編集も、文章も、
熱意を込めて丁寧につくられていることが伝わる写真集です。

どの建築も、美しさと持続可能性をテーマにもっているように思えるのは、
やはり伊勢神宮があるからなのか。



実家のお隣の県に、こんな美しい建築の数々があるとは、
全然知らなかった。

建築はなんといっても「感じる」もの。
機会があればどれも訪ねてみたい。

図書館での偶然の出会いに、心がほくほくしたひととき。

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