2013年9月8日日曜日

「海辺のカフカ」

先月、村上春樹の「海辺のカフカ」を再読して以来、
カフカ・ワールドをひきずって暮らしている感じです。

出版された当時にオープンしていた
ウェブサイトの投稿メールを掲載したマガジン版
「少年カフカ」を最初に読んで、
その後小説を読み始める、
という変わったことを今回はしてみました。

この「少年カフカ」での読者と村上さんのやり取りが
一つひとつ深くて、
読むのに意外に時間がかかってしまいました。
まぁ、こういうのを楽しめるのも、
ファンだからかもしれません。


一度読んでいるはずなのに、
あらすじはほとんど覚えていなくて。
(私ってそんなんばっかり...)

でも甲村記念図書館のつくりや内部の様子、
近くの海辺の静けさや波の打ち寄せる音などは、
すごく強くイメージがついていたようで、
「またここに戻って来られた」
というような、懐かしい感じがしました。

単純に「好き」というのとも違う、
誰かとこの小説について語りたい感じでもない、
私にとって、とても特別でプライベートな作品だと感じました。

ほんとうにうまく言えないのだけど。


ついでに英訳版も読んでしまいました。

最後のカフカくんが旅立って行く49章は、
別れのシーンでもあるので、
今まで関わって来た人たちとの会話の
ひとつひとつの言葉に思いがこもっているのが
今の自分にはあたたかく感じられ、
何度も声に出して読んでいます。

サダとカフカくんのやり取りで出て来る、
"If you can't get it across in words then it's better not to try to explain, even to yourself. "
が、なんだか胸に響いてきます。



0 件のコメント:

コメントを投稿