パルコ劇場40周年記念公演
パルコ・プロデュース公演
国民の映画
1940年代のドイツ・ベルリンを舞台に、宣伝大臣ゲッベルズと映画人たちとの間で繰り広げられる人間ドラマ。
芸術と権力の狭間で葛藤する人々の群像劇を三谷幸喜が描いた傑作が、熱いコールに応えて再演決定!
2012年、数々の演劇賞に輝いた三谷幸喜の「国民の映画」が、パルコ劇場40周年のラストを飾ります!
芸術と権力の狭間で葛藤する人々の群像劇を三谷幸喜が描いた傑作が、熱いコールに応えて再演決定!
2012年、数々の演劇賞に輝いた三谷幸喜の「国民の映画」が、パルコ劇場40周年のラストを飾ります!
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(観劇の印象、走り書き)
生で見る三谷幸喜の群像劇、素晴らしかった!
群像劇は、芝居では初めて観る。
映画ではロバート・アルトマンが好き。
全体をまるごと捉えつつ、細部にまで目を凝らしていると、
一人ひとりのまるで違うストーリーが展開されているのに気づく。
作り込みがハンパない。
舞台と客席がひと続きのような感覚にもゾクゾクした。
底に流れる狂気に満ちた不穏な気配と、
絶妙のタイミングで差し挟まれる笑いと悲哀。
突如投げ込まれる小さいけど波紋の大きな石から
一気にクライマックスへ連れて行かれる快感。
ヒムラーやゲーリング、レニの存在感もたまらんかった。
善と悪とに切り分けられない徹底的なピュアさ。
娯楽や嗜好品、一見可愛らしいものの中に、
そっと差し挟まれている誰かの悪意、プロパガンダ。
それに気づかないフリはもうできない。
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